来年度以降の活動継続が危ぶまれる性暴力救済センター・大阪「SACHICO(サチコ)」の問題に関し、自民党大阪府議団の由井聖太議員は9月27日、本会議の代表質問において、ワンストップ支援センターとしての機能維持の必要性を訴えるとともに、大阪府による支援の拡充を求め、吉村洋文知事の考えを問いました。
由井議員は質問の中で、「『SACHICO』が機能停止することは、性犯罪・性暴力の被害者が救いを求める場が失われるということだ」と強調。機能維持に向け「大阪府としてしっかり支援していく必要がある」と訴えました。
その上で、大阪府が平成29年以降、国の交付金を活用して行ってきたワンストップ支援センターへの補助事業について、他の都道府県が行う同様の補助事業と比較して、人口当たりの補助額が少ないことも指摘。「国の交付金のさらなる活用を図り、補助の充実や強化をすべきではないか」と提案しました。
その結果、吉村知事から「ワンストップ支援センター機能がしっかり継続できる体制を構築し、協力医療機関等の適切な支援につなげていく」との答弁を引き出しました。関係部局の担当者からは、「府庁内にワーキンググループを設置し、できるだけ早期に方向性を見出す」との方針が示されました。
「SACHICO」の存続問題をめぐっては、かねてより自民党大阪が問題解決に向けた取り組みを進めており、9月7日に開かれた教育・こども部会(部会長・山口典子堺市議会議員)においても、自民党大阪府議団を中心に早急に働きかけをする方向で一致していました。
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9月7日に開かれた「教育・子ども部会」の記事はこちら
https://www.osaka-jimin.jp/2024/09/11/3987/
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